やる気介護研究会


やる気のメカニズム










あなたの一言がやる気を出す脳への刺激になっている事を御存知ですか?







(1)・・・・・脳幹〈生命維持の脳〉
(2)・・・・・・視床下部〈欲の脳〉
(3)・・・扁桃核〈好き嫌いの脳〉
(4)・・・・・側坐核〈やる気の脳〉
(5)・・前頭葉〈意志・創造の脳〉


「お早うございます。Aさん、足浴をしましょうか?」
 →声が感覚器を刺激し(1)へ
「あの声は・・・あっ、私の好きなBさんだ」
 →好き嫌いの脳を刺激し(2)へ
『足浴は好きだ、気持ちいいからなあ』
 →記憶が欲の脳を刺激し(3)へ
『よし、ひとつやってもらうか』
 →やる気の脳を刺激し(4)へ


★★★ 足欲実行 ★★★
「ああ、気持ちがいいなあ」
→皮膚感覚の刺激が脳内をかけめぐる刺激があちこちで
点滅し、相乗効果でやる気アップ!(5)を刺激!!


介護者の“声”が脳内を駆け巡り、
身体へ働きかけが全身の刺激となる!

参考文献 
大木幸介「やる気を生む脳科学」講談社、1999.を参考に作図


やる気のない状態・無気力な状態って、どんな時?

◎自分では何とかできない“何もかもしてもらって申し訳ない”そんな気持ちが強い時
◎「~してもらっている」 状態は、自分でコントロールできない状態、思うようにならないことで“何をやってもダメ”というあきらめの気持ちが強くなる時
◎組織やルールが理解されていない時、自分はどんな状態にあるのかこれからどんな援助をされるのか?援助や介護の方針が利用者に充分伝わっていないと、やる気のない状態に発展していきます。


やる気引き出すボタンをみつけるには
◎得意なことをみつける
◎「できる役割」が自身を生みだす
◎利用者が介護者を信頼できる状態であること



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