Lesson 1
現在、あなた自身が身体拘束をどう考えているか設問に答えてみましょう。


 あまり考えこまずに、次の設問へ対して○×で答えてください。そして「縛らない介護をすすめるためのインターネット版教科書」を読んだあと、勉強の成果を確認するために、もう一度この設問にとりくんでみてください。迷わず正解となれば、と期待するところです。正解は第1部の最後にあります。正解の根拠については、各Lessonに解説を述べました。ぜひお読みください。

1(  )
 体をヒモで押さえつけたりすることは身体拘束であるが、車いすベルトは身体拘束とはいえない。
2(  )
 おむついじりをして何度も衣類やシーツを汚す人には、つなぎ服もやむをない。
3(  )
 寝たきりにさせないためには、おむつ交換以外の時間は車いすに座って、日中ずっと起きてすごすようにさせるとよい。
4(  )
 介護保険施設では身体拘束をしてはならないと禁止規定がある。
5(  )
 身体拘束するかしないか、介護職が知識と技術にかかっている。
6(  )
 車いすのフットレストから片足がすべり落ちてしまうのなら、落ちないようにヒモで足を固定するほうがよい。
7(  )
 ベッドから一人で降りて転倒する危険がある人に対しては、事故が発生したときに施設が訴えられないように、ベッドを4本柵で囲んで安全に配慮しておいたほうがよい。
8(  )
 シートベルトをするのは当たり前、ましてや体の不自由な人には「安全ベルト」が必要。
9(  )
 車いすから立ち上がって歩こうとする人には、危険を回避するために、ヒモやベルトを使って、車いすから立ちあがれないようにしておいたほうがよい。
10(  )
 車いすベルトは姿勢保持やすべり座り防止に役立つので、体が斜めに傾いたり、お尻が前にずっこけてくる人には、ベルトがあったほうがよい。