デンマーク・ネストベッツ市の24時間ホームケア 夜間ホームヘルプサービスの実際(ムンケボー訪問介護事業所の同行訪問から)
東洋大学  我妻 愛  
  研修場所
私たちが主に入らせていただいたところ・・・ムンケボー[munkebo] (高齢者ケア施設ムンケボー内の訪問介護事業所)
早番帯 07:00~15:00 / 準夜帯 15:00~23:00(16:00~24:00) / 深夜帯 23:00~7:00
※ローテーションではなく、早番の人、準夜の人、深夜の人。
※深夜帯の12:00~7:00は、ヘルパーは2人で訪問しなければならない。また、24時間を通して、リフトの操作は2人で行わなければならない。
  私たちが同行した訪問ルート
私たちが同行した訪問ルート
  準夜帯(15:00~23:00)の訪問
  • 準夜帯・・・ネストベッツの東地区では。。。6人で6ルート、1ルート30~40件
  • 定期訪問+緊急アラームによる訪問がある。
  • 1人で訪問に回る。職員が二人で対応する利用者のときは、合流して実施する。
  • 12人のヘルパーがおり、1チーム6人
  • 勤務体制・・・7日働いて7日休み/7日の休みの間に、アルバイトとしてホームヘルプを行うことができる。
  • サービスの必要度を決める人・・・ビジテーター(ケアマネージャー)、ルートを組む人・・・管理者(計画者)。実際に利用者とは関わらない人
  •   勤務状況
    勤務状況
      準夜帯(15:00~23:00)の訪問について
  • 15:00 訪問先・援助内容・訪問ルートなどの情報をパソコンプリントアウトした用紙で確認。訪問先の鍵を持ち、出発準備。
    訪問先の鍵を持ち、出発準備

    ルート表、ポケットコンピューター
  •   準夜帯(15:00~23:00)の訪問内容 一部
    準夜帯(15:00~23:00)の訪問内容
  • 1件あたりの訪問時間が短い。
  • 訪問時間について「30分いなくてはいけない」というような制限は無い。
  • 内容・・・服薬介助(薬を渡す)やトイレ介助、食事を温めて出す、加圧ストッキングを履くor脱がせる など
  •   訪問内容
  • 食事の提供
    食事の提供

  • 加圧ストッキング 着・脱
    加圧ストッキング 着・脱
  •   深夜帯(23:00~7:00)の訪問について
  • 深夜帯・・・ネストベッツ市全体を東・北・西・南の4つの 地区に分け、それぞれ1ルートずつ回る。
  • 体制・・・24:00~6:00は必ず2人で訪問する。
  • 勤務体制・・・7日勤務、7日休日 / 7日の休みの間に、アルバイトとしてホームヘルプを行うことができる。
  •   深夜帯の担当地区
    深夜帯の担当地区
      深夜帯(23:00~7:00)の訪問について
  • 23:00 スタッフがムンケボー施設の3階にある部屋(準夜と深夜チームの詰め所)に集合。
  • パソコンで利用者の入退院情報等をチエックし、準夜チームから申し送りを受ける。
  •   深夜帯(23:00~7:00)の訪問内容 一部
    深夜帯(23:00~7:00)の訪問内容
      Aさん 準夜~深夜で4回訪問
    Aさん 準夜~深夜で4回訪問
    Aさん
      移乗器具
    ;移乗器具
      訪問内容 薬の提供
    薬の提供

    薬の提供
      薬提供後のチェック・チェック表
    薬提供後のチェック・チェック表
      鍵預かり 玄関先の鍵ボックス
    鍵預かり 玄関先の鍵ボックス
    <預かっている鍵でドアを開けるところ>
    預かっている鍵でドアを開けるところ
      緊急アラーム装置
    緊急アラーム装置
      利用者からのアラームを受ける消防署
    消防署
      消防署からの連絡を受けるポケットコンピューター(携帯電話)
    ポケットコンピューター
      緊急アラーム
  • 2007年2月23日(金)23:00-7:00
  • 西地区(2件)・・・不安になったため、夢をみて不安になったため
  • 北地区(1件)・・・嘔吐と胸の不快感により、緊急コール

  • 南地区・・・2回
     1:11 もともと訪問予定の人からのコールだったため、早めに訪問する。
    トイレに行こうとしたら椅子からずり落ちてしまったとのこと。
    3:30 「ベッドから落ちそうで恐かった」とのこと。
  • 東地区・・・1回
    3:09 ストマの便が漏れてしまったとのコール、普段は大体5~8回。